保育者が子どもに及ぼす教育的影響について


「隠れたカリキュラム」という考え方

園や学校では、子どもたちが経験する内容・学ぶ内容がカリキュラムにまとめられていますが(園のカリキュラムはこちら⇨)、教育社会学では教師と生徒の相互作用に「隠れたカリキュラム(hidden curriculum)※」があると指摘されています。

「隠れたカリキュラム」とは例えば、先生が「物を大事にしないとだめだよ」と子どもたちに口頭で伝えているにもかかわらず、職員室では先生たちが物を粗末に扱っていることを子どもたちが見つけたとき、その子どもは「物は大事にしなくてもいいんだ」と学んだり、さらには「大人はうそつきだ」ということさえ学んでしまったりすることを表した言葉です。

水城の先生たちは、言葉のみで人に優しくしなさい、などと教育していません。私たちは1日1日一緒に生活する中で、良いところも悪いところも影響しあって生きていきます。だからこそ、先生たちが仲良く、ていねいに生きる様子を子どもたちが学んでいき、自然に水城らしい子どもたちが育っていくのです。

※隠れたカリキュラムは、Philip W. Jacksonが1968が初めて用いた用語で、学校で生徒が日常生活の中で規則(Rules)、規制(Regulations)、慣例(Routines)の3Rを習得していることを指摘した。現在はより広範な文脈で用いられている。